ほぼ足りてまだ欲 その先

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放射能汚染はない?

 甲状腺に問題がある小学生が発見されている。しかし、マスコミの雰囲気は「異常」とは捉えていないように見える。
 未だ、福島を中心に東日本には放射能汚染のホットスポットは明らかに存在している。当時の放射能汚染拡散図を見ると明らかに拡散している。それを「除染」という行為を行っている「こと」になっている。そういうことにはなっているけれど、実はこれは除くことができるわけはなく、どこか人が暮らしているところから遠いところに押しやるだけで、それはその地域からよその地域に移したというだけだ。
 しかも、こんなきりのない、際限のない、終わりのない作業をしたって所詮どうにもならない話で、この作業を請け負っているジェネコン自身もわかっていて、その実態がどうなっているのか、多分きちんとしたコントロールがなされていない部分が実際にあるらしい。どう考えてもまんべんなく降り注いだ放射能の汚染を徹底的に隔離して行くなんてことができるわけがない。
 それをできるんだ、やるんだとということにして予算をつけて、青天井で金を費やしていながら、その効果については「だめかもしれない」ということをこれっぱかりも表に出してはいけないという表向きのポーズがとても原子力村そのものらしい。それらしいといえばその汚染されているはずの地域では汚染されているということにしてはいけないという雰囲気に充ち満ちている。
 自分で学校の周りの放射能汚染度を計測してその数字を学校に持ち込んで子どもを外に出さないようにとお願いにいったお母さんは「面倒なことを持ち込むな」という対応を学校からされたという。給食に使う食材について検討して欲しいと申し入れた保護者はクレイマー扱いされるらしい。
 このままで本当に良いのだろうか。
 ところが日本のマスコミは中国の大気汚染については逐一報道して、こっちにもその汚染された大気が流れてくるぞと警告し続ける。終いに中国国内で大気汚染をどうにかしろというデモがあったと報道する。
 その前に放射能汚染がどれほど広がっていて、実際にこれがどれほどの影響を及ぼすのかについて、そしてどれほどの人たちがどれほどの階数それに反対するデモを行ってきたかを確実に報道するべきではないのか。
 この事実を比較してみてもいかに日本の報道媒体が偏った報道をしていることは否めない。