ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

イヤな話題で思い出す

f:id:nsw2072:20200414113619j:plain:w360:left 清水建設の社員がCOVID-19に感染していることがわかって、清水建設は全ての現場を停止させたそうだ。
報道によると

対象となる工事現場では約2万人が働いており、そのうち清水建設の社員は約2千人、残りは協力企業や下請けの作業員だという。中止期間の賃金支払いは「最大限配慮したい」(広報)という。

 えらいこってすがな。最大限配慮するといっても、それだけの下請けをカバーするとはとても思えない。社員は多分、有給休暇を消化することになるのではないか。もともと、建設業界はゴールデンウィークはおしなべて連休にして、現場の効率化を図ってきたから、ある意味、連休が長くなったと捉えても不思議ではない。

 かつての高度経済成長、あるいはバブルの建築ラッシュの頃はゴールデン・ウィークに入ると、現場のワーク・フォースの大半を占める「出稼ぎ」の人たちもふるさとへ帰郷した。中には連休明けに帰ってこない人もいて、各ジェネコンは、地域地域に帰京用バスを手配したことすらある。昔、正に清水建設の人から聞いたことがある。

 ジェネコンが仕切る現場でジェネコンから下請けの格好で仕事をしたことがある。私はかなりの歳になるまで、そんな経験がなく、知らなかったのだけれど、元請けたるジェネコンは下請けに現場に立ち入って仕事をするのに際して、現場管理協力費みたいなものを負担させられていた。金額にかかわらずおしなべて(当時は)3%だった記憶がある。常日頃ジェネコンと組んでプロジェクトを受注する分野の人に聞くと「常識だよ。知らなかったの?」と馬鹿にされた。病院へ大きな機械を設置する仕事を受けたときも、そうだったと今思い出した。
 おかげで忘れていたことを随分たくさん思い出した。
 今日は昨日と打って変わって雲ひとつない快晴だけれど、北風が寒い。