これまで年賀状はガリ版を切っていた。とうとうシルクスクリーンが目詰まりして使えなくなった。ガリ版を諦めるが、道具をどうやって棄てたら良いのか、見当がつかない。粗大ごみだろうか。ヤスリはもちろん燃えないゴミだろう。
それでは手書きで原稿を作って、それを印刷に発注したらどうだろうか。少しでも手書きのはがきにしたい。パソコンで打った活字にしたくない。その昔、かれこれ30年ほど前は当時の職場に出入りしていたカタログ類の印刷屋さんに無理をお願いして、方眼紙にトンボを打って手書きしたものを版下としてお渡しして、印刷していただいたことがある。その出来にはとても満足していた。しかし、今ではそんな付き合いのある印刷屋さんは思いつかない。参考になるかもしれないと、銀座の某超有名・元文具屋さんの印刷セクションをお尋ねして、いくらくらい掛かるものか、とお尋ねしたら、版下つくるまでに、なんと1.8万円かかると仰る。そこからプラス印刷代だというので、恐れをなして「は、はぁ〜・・・」と引き下がってきた。世の中恐ろしいことになっていることを知る。それにしても今どき単色のはがきの版下なんて、パソコンでチョチョイのちょいなのに、なんでそんな金を請求できると判断するのかと、呆然とする。ネット上のアスクルだったらいくらでできるのか、あるいはキンコスではどうか、検討してみたい。ひょっとしてもうこれが最後の年賀状かもしれないしね。
銀座の中央通りを突っ切ってアップルを冷やかし、新橋の駅前ビル一号館の地下へ入って今でも小さなお店がズラッと並んで盛況なのを懐かしく見やり、地下鉄で帰ってきた。
楽しみにして録画もした。2020年2月までやっていたボイス・トレーニングの中で、トレーナーのテノールの那知上晃さんが教えてくれていたことが、この番組でも証明されて、とても楽しく見ることができた。そういえば、最近声を出していないことに気がついた。カラオケに行って大きな声を出してこよう。
再放送は11月20日(水) 午後11:50〜午前0:35 NHK総合