ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

望星

 東海大学の機関誌、「望星」の昨年の9月号がガリ版を特集しているというのがどこかに書いてあって(なんで知ったかまったく想い出せないのだけれど)、ガリ版男だった私は矢も楯もたまらず、直ぐさま発注した。
 なんと50頁に及ぶ大特集です。堀井謄写版の後継会社がやめちまったのが2002年だと書いてございますから、もうそろそろ14年。早いもんです。ガリ版研究者なんつう肩書きの人がいたのには驚きました。私は、3年ほど前までガリ版で年賀状を書いていたことは前にも書きましたけれど、今ではそんな作業をする台がありませんから、ものがあってもやれません。なんで?というと畳の上、もしくは床の上に座り込んで刷っていると、必ず股関節やら膝の関節やらが痛くて堪らなくなるんです。
 買い置きしていたガリ版用のインクのチューブが見当たらないんだなぁ。最後の商品だといって銀座の伊東屋さんで売っていたもの。どこかに大事にしまって、どこに仕舞ったかわからなくなっちゃったってことでしょうか。私が死んだあと、どんどん残ったものを捨てるときにはもう誰も何が何だか気にしていませんから、わからないうちに処分されることでしょう。