ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

元旦

f:id:nsw2072:20220101175208j:plain

 いつもと変わらないといえば、元旦の今日もほとんどいつもと変わらなかった。「ほとんど」の意味は、年賀状を書いたというか、ガリ版を刷ったことがいつもとは違う点。極々つまらない、単色のガリ版。まだインクがチューブの中に残っている。ガリ版は乾かさなきゃならないから、部屋にひろげていると、部屋が油臭くなる。
 戴いた年賀状は年々少なくなる。戴いた年賀状の中にも、年賀状は今年で終わりにしますと宣言しているものもある。郵便局はどんどん売上が減少していくことだろう。そういえば、年賀状以外に手紙やハガキを書いたことがもうほとんどない。手紙のやりとりをしてドキドキした頃のことは今でも思い出すけれど、どんどんその想い出がセピア色になって、端っこが切れ切れになっている。そういえば、高校生の頃、東京の女子高生とペンパルになったことがある。あれは多分学習誌のペンパルコーナーかなんかだろうな。もう名前も思い出せない。随分癖のある字の子で、読みにくかった記憶がある。テニス部だったかで、大会で優勝するような子だった。「決勝戦」という字が「沢勝戦」と読めるような字で、いったい何のことをいっているのかわからなかった。想像力のない朴念仁だった自分に今では驚く。
 
 社会人駅伝はめまぐるしく順位が入れ替わって最後はHONDAが初優勝だという。企業もいろいろ変遷があって、出場チームも入れ替わる。三菱重工が未だにスポーツにうつつを抜かしていて、大丈夫なのかと思うけれど、それこそ余計なお世話だろう。そういわれてみると、トヨタの系列のチームがいくつも出ていて、あの会社の隆盛が忍ばれる。どんなスポーツにも出てくる会社だけれど、テレビで見る時は、こういう企業チームが負けるのを期待している。宣伝効果を狙って出てくる企業は上位に来ないと全然映らない。そういえば日本製鉄系はほとんどスポーツに顔を出さない。バレーボールくらいか。もはや製鉄系は数少ない。JFEはようやく36位で放送時間切れ寸前にゴールした。あれで参加している意味があるんだろうか。大阪府警が出ているのには驚いた。「身を切る改革」から逃れているのだろうか。


www.youtube.com

 昨日の夜中にテレビをつけたら珍しくNHK-BSPが映画をやっていて、なんだか色鮮やかな画面だったもんだから、つい見入ってしまった。それは10数年前にインドで大ヒットしたという『きっと、うまくいく』(英語タイトル「3 Idiots」三バカ)という日本でも公開された170分になんなんとする映画。劇場公開時には間にインターミッションがあったらしいが、さすがにNHKは一挙上映しちゃう。ほとんど英語のようなんだけれど、癖のあるインド英語だから字幕なくしては理解できない。英語母国語国だとみんなこれを理解しちゃうんだろうか。そういえば、ちゃきちゃきのニュージーランド人ガイド兼ドライバーのキーウィー英語がほとんど理解できないバスツアーにはほとほと手を焼いたことを思い出す。
 もちろんインド映画だから、歌は出てくる手のこんだダンスシーンは出てくるなんだけれど、それが見せるんだなぁ。ストーリーは単純な成功話で、もう数え切れないほどの突っ込みどころ満載なんだけれど、ついつい魅入られてしまうというわけで、とうとう三時間見てしまった。こりゃ受けるだろうね。夜中にひとりで暗い中で見ていて、面白かったなぁ。昼間だったら途中で放り出したかも知れない。「きっと、うまくいく」は映画の中でしょっちゅう繰り返されるみんなの合い言葉、「all is well」から来ている。