ほぼ足りてまだ欲 その先

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先生

 区議会議員を「先生」って呼ぶのは止めて貰いたい。何が先生だよ。ろくなことしていないのに。そもそも区議会議員程度なのに、その処遇が良すぎる。だからしがみつきたくなる。その上さしたる高邁な思想も持たない輩がごろごろしている。つまりそんなに数が要らないってことだ。
 うちの区は人口が18.7万人しきゃないのに、32人もの区議会議員がいる。5,843.75人あたりに一人議員がいることになる。じゃ、どれほどだったら適当なのか、ということになるけれど、これには多分法的根拠があるんだろう。
 報酬については明らかに自分たちで自分たちの実入りを決めるのだから勝手にやられている。わが区の議員の月額報酬はなんと58.89万円で、これだけで年収は706.68万円ということになるのだけれど、その上不可思議な期末手当なんちゅうもんが存在する。多分サラリーマン社会のボーナスを模したものだろうが、これなんかはその存在意義がはなはだ疑問だ。その上、議員には政務調査費があって、この殆どはその使途がはなはだ怪しい。
 都議会議員だって、その定数は国政選挙と同じように、その定数には人口比としてもはなはだ疑問な点が多々存在する。大体それぞれのレベルの選挙が行われると告示された時点での人口は抑えることができるはずなのだから、オートマティックにその定員を決めてしまえばいいのではないのか。そうすると人口が過疎化してしまった地域からの代表者がゼロとなってしまう地域が存在するという点が問題なだけではないのか。それを少なくとも一人ということにして割り切らなかったら何人いても解決しない。
 しかし、問題なのはその法律を審議するのが当の議員自らだという点にあるわけだろう。自民党が選挙に勝つために選挙制度を決め、それをむやみに押し通してきてここに至っている。それなのに、当の選挙民がそれを選択した、ということになってしまっている。これが悔しくて仕方がない。一人では何もできないかも知れないけれど、そして私が一票を投じる候補者が勝てないかも知れないけれど、とにかく一票を投じに行く。
 あ、なんでこんな話になっちゃったんだろう。