ほぼ足りてまだ欲 その先

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国民の理解

 後援会の婦人部の観劇会の収支に大きな差があったり、それが記載されていなくて政治資金法に触れる行為があって、大臣を辞めた事件。昨日の夜からニュースが伝えてきたのは「国民の理解が得られない」として辞任の意向を固めたという。いや、そうじゃないだろう。法律違反を犯しているのは国会議員としてふさわしくないので辞めるということだ。国民が理解してくれるという行為自体もどうやって判断するのかわからないけれど、理解してくれないというのもどう判断するのかわからない。
 「政治家ってものはそういうものなんだよ」と思ってくれればそれは国民が理解してくれるということなんだけれど、にもかかわらず、彼女は法律を犯しているのだから、それは辞めなくてはならない。
 どうも彼女もNHKのニュースも彼女は法律を犯している、ということを意識していないのではないのか。大臣を辞めれば済む問題だと思っているみたいだけれど、国会議員そのものとして、法律を犯しているという問題は語られないのか。
 あと二つ疑問がある。
 ひとつは他の国会議員も後援会向けの行事を必ずといって良いほどやっている。彼らのこうした行為は資金的に問題はないのか、こんな行事がまっとうなお金を払うというものでもみんな参加するのか。安いからこそ参加するのではないのか。
 あとひとつは政治資金規正法はこうした政治資金管理団体をいくつも動かしていて良いのだとしても、「政治活動」として、どうして人に下仁田ネギやベビー用品を送るという行為が認められているのかということだ。これが自分の生活用品ではなくて、贈り物だとして、どうしてそれが「政治活動」なのか。
 この辺の疑問に対してNHKのニュースは何も答えてくれていない。
 NHKニュースが何も答えてくれないといえば、安倍晋三内閣、いやいや、自民党国会議員と日本会議との関係についても何も答えてくれていない。