ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

Party

 昨晩何度か行ったことのある小さなライブハウスでパーティーをした。私が入っているバンドと、友人のバンドが参加して、演奏もさることながら、おしゃべりをたくさんたくさんして、さんざん楽しんで出てきたら、街は酔っ払いでワンワンしていた。金曜日の忘年会シーズンなんだね。
 われわれも人のことはいえないけれど、酔っ払い集団の始末に負えないのは、必ず出てきたところで、集団になってがやがやしているんだな。その上、そんなところでお辞儀して挨拶したりする。そんな時に後ろも見ずに後ずさりして頭を下げるんだ。すると当然後ろにさしかかった他人の足を踏む。「いてっ!」といっても振り返りもしない。何しろ酔っ払っているから、他人なんて眼に入らない。で、そんな状況がこの時期、許される。そんな文化なんだな。大した文化だなぁ。

追記

 思い出した。行く時に友達の楽器を預かっていたので、重たくて振り回しにくいからとタクシーに乗った。しかし、年末進行中の都内は参ったなの渋滞だった。途中からとにかく空いている道を選んでいこうということになって、運転手君は車が信号で止まるとカーナヴィをいじり倒して空いている道を探す。そのうち目的地に近づいてきて、あ、このまま行くと最後のあそこは右折禁止では入れなくなっちゃうんだぞ、と思っていたけれど、黙っていた。何か起死回生策があるんじゃないかと。やっぱりそれはなかったのだ。最後に勘定をした時に運転手君は右折できませんでしたので、と減額しようとする。そんな時に良い格好しいの私は、いや、それはしょうがないからといってそれを断った。それまでほとんど相槌のなかった運転手君は急に愛想が良くなった。情けは人のためならず、なんでござる。