ほぼ足りてまだ欲 その先

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ラグビー

 W杯で日本の代表チームが南アフリカを破ったという知らせには度肝を抜かれましたね。いや、まさか、と耳を疑いました。ま、スコットランド戦は10−45で完敗。それでもずいぶん強くなったものです。
 なにしろ1995年の大会ではNZに17-145で敗れ、多分この失点は未だに記録ではないだろうか。当時、Sydney Morning Heraldはこの試合をでかでかと書いていたのを覚えていますし、多くのオージーにこの試合を話題にされたものでございます。
 帰化した選手が5人、3年以上住んでいればその国の代表になれるというルール適用選手が5人だそうだ。ま、帰化しちゃえば誰はばかることなくその国の人間ですから、何にもおかしいことはありません。卓球の世界では様々な国の代表選手に帰化した元中国人選手がいますからね。
 しかし、最大の疑問はやっぱり3年ルールでしょう。これではかつての国体のように、開催地が天皇杯皇后杯を獲得できるように事前に転勤させてしまうというようなことが横行していたことを思い出します。極端なことをいえば、W杯ごとに代表を渡り歩くことだって可能になってしまいます。国際化、多様化という言葉はどんな状況でも使うことができる、どんな理由づけにもなりかねない言葉ではございますが、私はこれはやっぱり納得ができないやり方ではないかという気がします。これでは「勝ったから良い」ということになりかねません。審判のいうことが絶対で、試合が終わればノーサイドの紳士の真髄を抱えるラグビーだからこそ、これは首をかしげる制度であると、この際表明しておきたいと思います。
 関西弁をしゃべるとか、君が代を歌えるなんてことを肯定の条件にあげるのには賛成はできないのですよ。