ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

こぐま社50年

 絵本のこぐま社が今年で50周年を迎えたんだそうだ。それで銀座・教文館の9階で展示が行われている。入場無料だ。こぐま社といったら、私は馬場のぼるの「11匹のねこシリーズ」なんである。以前にも馬場のぼるの展示にいって絵はがきを買ってきたんだけれど、いざこの歳の爺が馬場のぼるの猫の絵が描かれた絵はがきを使おうとすると、その相手にかなり考えあぐねてしまう。へぇ、あの爺さんはなんで私に絵本のイラストの葉書を送ってきたんだろう?」となるだろうと。従って今まで一度もこれを使っていない。
 こぐま社からは柳原良平の絵本も出ていたことを知った。それだけでも9階まで上がって行った甲斐があった。絵本を見ていると、どんどん引き込まれていくのだけれど、どうやったらこういう発想ができるんだろうかとそっちに興味は尽きない。

どんぶらどんぶら七福神

どんぶらどんぶら七福神

 絵本ではないけれど、エドワード・アーディゾーニの挿し絵の入った本を手にして、このペン画というのは非常に面白いなぁと思ったのだけれど、どうやったらこんな絵にすることができるのか、全くの話ぽかぁ〜ンと開いた口がふさがらない。だって、ただ単に線を重ねるだけですよ?それなのに、こんなに味がある絵になるってどういうことなんだろうか。不思議だなぁ。まぁTimシリーズのイラストレーションは全然別だけれど。
 昨年の5-6月にかけて教文館ではEdward Ardizzoneの特別展をやっていたそうだ。
詩集 ライラックの枝のクロウタドリ

詩集 ライラックの枝のクロウタドリ

  • 作者: ジェイムズリーヴズ,エドワードアーディゾーニ,James Reeves,Edward Ardizzone,間崎ルリ子
  • 出版社/メーカー: こぐま社
  • 発売日: 2015/05/27
  • メディア: 単行本
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「週刊コウロン」波乱・短命顛末記

「週刊コウロン」波乱・短命顛末記

 1959年に創刊されてたった2年しかもたなかった週刊公論(週刊コウロン)について書かれている。私が知らなかったのも無理はない。1961年じゃ私はまだ中学生。しかし、一番裏の頁にヌード写真が載っていた東京スポーツを買ったのはこの頃じゃなかろうか。辛うじてすれ違ってしまったくらいだろうか。高校生の時にはわかりもしないくせに朝日ジャーナルに手を出していた。(こういう時に「くせに」って使うんであって、巫女さん相手には使うべきではないのさ、わかるかなぁ。)