ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ガンつけ

 (多分これは前にも書いたな)
 今想い出してもぞっとするんだけれど、某日、秋葉原の中央通り駅側の歩道を神田に向かって歩いていた。週末だったのか、ヤケに人がたくさん歩いていて、前の人にぶつかっちゃうくらいの「渋滞」といいたいくらいの状況だった。
 そこに後ろから強引に人にぶつかりながら、無理矢理前に行く女がいて、なんだ、この野郎(女郎だけれど)とむっとした。すると間髪を入れずに同じように前の人たちをかき分けるように先に行く男が続いた。一体、こいつらなんなんだ!とむっとしてみた。すると、この男が妙なタイミングで振り返り、私の眼を睨む。いわゆる「ガンをつける」という奴だ。なんだこの野郎と思ったのだけれど、それが躊躇なく人に喧嘩をふっかける、あの無鉄砲野郎の雰囲気なのだ。まるで半世紀くらい昔に池袋西口や、横浜駅西口当たりで、見かけた、分けもないのに喧嘩をふっかける連中の単細胞乱暴者の目なのだ。平たくいうと、チンピラの目だ。こういう連中は相手してはいけないというのは昔からの不文律だ。今でもこうした連中がいるということに気がついた時に、自分は一体今、どの時代にいるんだろうかと気を失いそうだった。