ほぼ足りてまだ欲 その先

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ワンマン

 ワンマン社長という輩がいる。なんでも自分でやり、なんでも自分が一番だと思っている。自分が金を出しているんだから当然だと思っている。でもよく見ると彼も雇われにすぎなかったりする。創業者が、某石油会社のように株式も公開せずにやっているんだったら、それはワンマンでも仕方ないかも知れない。自分で初めて自分で成功し、自分で失敗するんだから好きにしたら良いかもしれない。しかし、その元に雇われた方はそうはいかない。
 しかし、これがそのまま政治家として通用するかといったら、そりゃそう簡単じゃない。トランプと金正恩は両方ともワンマン社長をやってきた。金正恩が「過去が耳と目をふさいできた」といったとか、いわないとか。
 トランプは典型的なワンマン社長だ。だから、過去には失敗もしているが、大きなブラフ、つまり虚勢を張って相手を脅かして軍門に降らせて勝ってきたことはいくらもある。
 雇われ社長の中には雇い側にヨイショして入り込み、部下達にブラフをかければ自分のいうことを聞くと思っている連中がいくらもいる。始末に悪い。そんな連中に遭遇すると、腹が立つ。それが顔に出るらしく、いくらでもぶつかったことがあるが、彼らにしてみると、自分の成功を妨害する奴だということになる。
 政治はそれでは終わらない。ワンマン社長が失敗したら、エライことになる。米国はカウンターパートがしっかりと存在しているから、そう大きな失敗にはならない可能性が高いが、トランプの失敗は大きな失敗になりかねない。なにしろEU、カナダを敵に回そうというのだから。それにただただ、そのトランプにくっついているだけの金魚のフンたる安倍晋三の失敗はより悲惨な状況を作り出すことになる。だから、早く手を引かせないとロクなことが起きない。