高校野球で思いだしたのはバンビ坂本だった。彼が今年の甲子園のファースト・ピッチに登場した。なんで彼を思い出したのかと言えば、高校野球で女学生にもて囃された彼は法政大学に進学してから、イップスを発症して投げられなかったんだという話だ。イップスはその症状に陥った本人にはわかるけれど、周りの人間にはとても理解ができない。最初に話題になったのがゴルフ・プレイヤーだったから、肝心のパットが上手く打てなくなる、オーヴァーする、ショートするという症状だったと読んだ。ひょっとすると晩年のうちの親父のゴルフもそれじゃなかったのか、という気がする。パットをするのに、ものすごく時間をかける、じっとしている。それなのに、バックスウィングが始まるやいなや打ってしまう。あれだけ、狙ったんだから、ゆっくりしたスウィングで打てば良いのになぁとずっと思っていた。ただ単に短気だからあぁなるんだと思っていたが、だったらあんなにアドレスに時間をかけないだろう。
バンビ坂本は大学を卒業してから就職した会社から、出向して名古屋に本社がある関連会社で勤務しているそうだ。現在56歳。
バンビ坂本のファースト・ピッチ→こちら。
