ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

PA

 昨日のライブは本当に同じ小屋かと思うほどのPAの素晴らしさ。しかもお客さんの雰囲気がとっても暖かい!まるで突然巧くなったかと、自分で自分を誤解してしまうかのような、そんなすばらしい晩だった。ここまでやってきて、本当に面白かったなぁ。
 若い音楽に携わる人たちは聴衆に自分のオリジナルを聞いてもらってすこしでも世に知られたい、あるいは気に入ってくれる人を増やしたいと願って人前に出てくるんだろう。しかし、こんな爺さんになったアマチュアの音楽は何のために人前に出たくなるのかといったら、それは共有できる楽しみを見つけるというところにあるんじゃないかという気がする。その証拠に爺さんバンドがオリジナルなんてやったって、よっぽど感動を与えることのできるパフォーマンスができなくちゃならないし、それができるのであれば、プロになれよ、ということになる。
 だから、いかに楽しくみんなが共有できる楽曲を演奏するかってことにあるんじゃないかという気がしている。それができれば楽しいひとときを過ごすことができる。それが例えば面倒くさい日々のあり方を一瞬でも忘れてほっとすることだったりするんだろうけれど、これが分かるようになるのにはずいぶん時間がかかるのだ、ということなんだろう。
 しかし、これとばか騒ぎは違う。昨日のお客さんはここが分かっていてすばらしかったなぁ。
 若い頃は年寄りをずいぶん馬鹿にしたものだ。既成概念に凝り固まりやがって、全然フレキシビリティはないし、外面ばっかり気にしやがって馬鹿じゃネェかと思っていた。

2014年07月20日のツイート