極寒用（といっても東京のだけれども）のコートがそろそろ相当な年数が経ち、それでも頑丈で別にどこにもヘタリがきていない（実は他人様は、ひどいもの着ているなぁと思われていたのかも知れないが）という当時の優れものカメラマン・コート。紹介状を書いていただいて、わざわざ都内にいくつもの店舗展開をしていたスポーツ総合小売店の新宿店で値引いてもらったもの。
しかし、実はこの年齢になってくるとやたら重たく感じるのであった。それでもその完璧性が極めて好きであった。ケチをつけるところがほとんどなかったのである。しかし、それもそろそろヨロヨロ。
今年はどうにかしなきゃなぁと思い始めていた。しかも年が明けるとどこでも投げ売り状態。とはいえ、そういう状況でものを探して買い物をする習慣がなかったので、どうして良いのか分からない。つまり、どんなところにいったらそういういうものが良い値段で手に入ったりするんだろう、というのが飲み込めない。
たまたまある男性衣料品売り場の前を通ったら、今やダウンが入っているものも70とか80％くらいのダウンしか入っていないけれど、軽くて楽である。しかも値引いてあるし。これでまさか前のと同じ位の永きにわたり十分耐えたりするんだろうか。物価は安くなっておりますなぁ。これで経済成長率が上向くとはとても思えないんだけれど。
