ほぼ足りてまだ欲 その先

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マンション管理

 今朝のNHK総合テレビでマンションの大規模修繕の話をやっていた。
 コンサルタントを雇って、中立な形で現状分析と発注管理をしてもらう話。これ、実はかなりのエネルギーを必要とするので、よほど意識の高いマンションでないと前向きに取り組んでいない。そこに登場した千葉県のある140戸のマンションの理事長が管理費の支出を節約して、それを修繕積み立てに組み入れたという。しかもなんと1400万円。以前住んでいたマンションの大規模修繕では二回目に設計監理に地元の建築設計事務所を起用しようとした。実際には施工業者を決定する直前に今の所に引っ越してしまったので完成までを見ていない。しかし、漏れ聞くところでは結局管理委託会社の工事部に発注したらしい。その後同じマンションに住んでおられた奥さんにお会いした時に「途中で逃げちゃって」といわれた。多分日頃からそういわれているんだろう。たかだか40戸弱のマンションだったから同じ屋根の下に暮らす人たちの情報は口コミでも結構入ってくるけれど、それでも毎月のニュースは全戸に配布していた。しかし、やればやるほど「あいつにやらしておけばいいや」という状況に陥っていった。それは多分私の人格の問題だろう。こういう時に「不徳の致すところ」というんだろうなぁ。
 そのマンションは1978年の竣工だから今年で27年ほどになる。エントランスを作り替え、オートロックにした。住みやすい地域だったから出たくはなかったけれど、問題点は狭いこととペットが飼えないという点にあった。ひょんなことから飼い始めてしまった猫のことが気がかりだった。どう考えてもルール違反。そうかといってその猫を処分するのはとても考えられない。5年ほど前に近くにマンションが建つことがわかって早速並ぼうとしたら、それを販売していた住友系の不動産販売会社は公にしていた販売方法を直前に変えてしまい、買い逃した。その結果1kmほど離れたところに引っ越すことになった。
 今のマンションは約120戸。ペット可。決め手はそろっていたけれど、前の所よりは不便で、住民の約半分は地元以外から引っ越してきたという。どうもマンション住まいに慣れていない人たちが多いようで、できることならば面倒なことに巻き込まれたくないといういわゆる地元密着型でない人たちのよう。管理委託会社の良いように振り回されている面が見える。金で済めばいい、というタイプというべきか。管理組合結成後ようやく第三期にはいって住民対象アンケートが実施されたけれども、そのすべては現状維持を支持する層が半分を占める。つまり問題点に気がついていない。(こんなことを書いたりいったりするから「不徳」をいたしてしまうのである。)