ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

後追いで入手ー深謝

 また例によって京橋から銀座に向かう。途中の八重桜が満開で、胸にずしんと来る。重たいなぁ、本当に八重桜は。オーストラリア・NSWのカウラには八重桜の並木がある。
 伊東屋さんの中二階に迷いもなく上がる。丁度昼休みに遭遇してしまったからなのか、店員さんの数が少ないのか、なかなか店員さんの手が空かない。通りかかった男性の店員さんに「済みません」とお声をおかけしたけれど「ちょっと待って下さい」で5分ほど我慢する。「unfulfilled ぺんてるサインペンとおれ」さんのサイトで「ツール:LAMY・tipo(替芯はぺんてる・エナージェル0.7)」と書いてあったので、偵察に行ったのである。
「LAMY・tipo」はプラスティックの軸のもので1,575円、tipo-ALというのがアルミの軸らしくて値段は倍する。で、答えは明白なのにもかかわらず「これに合うリフィルって外にはないんですか?」と聞く。案の定お答えは「ありません」である。分かってて質問するのは意地が悪い。リフィルはいくら?とお尋ねすると、なんと600円である。買わずに他の階に上がる。
 3階でその使える他社のリフィルのメーカーはどこだったか見当をつけようとする。想い出す。ぺんてるエナージェルは0.5と0.7mmがあってどっちだったか試してみる。明確に0.7mmだと確信する(ちゃんとメモしていけばいいのにねぇ)。80円のリフィル、XLR7C(伊東屋さんの売り場のカードにはXLN7と書いてあって、リフィルの引き出しにそんなものがないので至極手間を取ったが、売り場にあったエナージェルのリフィルを出してみて、この商品番号を確認した)を2本買う。あるのを事前に見ていたので、今度は4階に上がってくだんのLAMY・tipoを手にしてリフィルをはずし、今買ったぺんてる・エナージェルのリフィルを入れてみて、確認をする。そうして確かめておいて鶯色のLAMY・tipoを1本買った。中2階で気まずい思いをしなくて済んだ。あちこちにおいといてくれるとこんな時には助かる。家に帰ってから、どうもバネに必要以上の力がかかっている気がして、リフィルをオリジナルのものと比べて、ほんの一寸長い分カットした。これで完璧。
 本当は絵手紙用のはがきだけれども、自分ではただ単なる葉書として使うものを8階で少し入手。いつも使っていないものも試しに入手。たまには冒険しないとね。
 ノートを留めている平たい輪ゴムを捜すけれど見つからない。思いあぐねて店員さんにお尋ねすると、“あぁ、済みません”というお顔で「三階に移っちゃったんですよぉ」とおっしゃる。そういえば最近の伊東屋さんは売り場がよく動く。その度に店員さんにお尋ねしたいのだけれども、皆さんものすごく忙しそうで、電話はりんりん鳴っているし、なかなかお尋ねしにくい。コンシェルジェのような、図書館で云えばリファランスの様な人がいてくれると良いんだけれどなぁ。
 ここのお店は各階にキャッシャーがある。外の階に欲しい商品を持っていって一遍に精算することはできない。だから、消しゴム一個と絵手紙用のはがきを一束買いたいだけでも、二回精算することになってそのひとつひとつを小さなビニール袋に入れかねない。そしていちいちその度に深々とお辞儀をして貰っちゃうである。私は本屋でも、こうした店でも一切袋に入れないでくれと要求する。何しろ燃えない、しかも小さな袋をいくつも持って帰っても無駄になるばかりだからだ。その代わりに木綿の薄い袋を常に鞄に持っている。鞄に収容できなくなるとその袋を取りだして、そこにどんどん入れていく。大体本屋が入れてくれるあのごわごわした薄いプラスティック・バッグは家に持ち帰って一体なんの役に立つのだろうか。