ほぼ足りてまだ欲 その先

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タウンミーティング

 なんだか今更かよ!といわれそうだけれどもこちら経由にてこんな記事を見つけた。いつもの様にすぐなくなってしまう新聞記事なので、引用しておく。

TM抽選 国・京都市を提訴へ 落選の市民ら Asahi.com 2007年01月18日
2005年11月に京都市で開かれた内閣府主催のタウンミーティングで特定の応募者が落選させられた問題で、不正な抽選で人権を侵害されたとして、落選した京都や大阪の市民4人が週明けにも、国と同市に損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こす。一連のタウン・ミーティング問題で、民事訴訟に発展するのは初めて。
 このタウン・ミーティングは「文化力親子タウン・ミーティング・イン京都」。共催した同市教委の担当者が、参加者の抽選段階で過去に市主催の行事で進行を妨げたとされる人やその関係者2組の応募を見つけ、内閣府に連絡。内閣府が2組の受け付け番号の末尾数字を落選番号にして抽選したため、2組や同じ末尾数字の約50人が落選した。市教委は関係者を特定した経緯を明らかにしていない。
 原告になる4人は意図的に落選させられた京都市の女性(52)ら2人と、巻き添えで落選した2人。この女性は2組の個人情報を無断で調べたのはプライバシーの侵害だと主張。不正な抽選で参加機会を閉ざされたのは人権侵害だとして、タウン・ミーティングを開いた国と同市に慰謝料など原告1人あたり150万〜200万円の損害賠償を求める。
 女性は「異なる言論、思想を封殺するやり方は大きな問題がある。どうやってプライバシーを調べたのかなど事実を知りたい」と話している。
 同市教委の担当者は取材に対し「安全性を確保するため、客観的な事実を内閣府に伝えた。訴訟になることがあれば、誠意をもって説明し、理解を求めたい」と話した。

 聞くところによると京都市教育委員会の委員長は教育再生会議のメンバーだとか。なんとも情けない気持ちにさせられる。「小賢しい」とか「小役人根性」とかいうとこれは差別的表現といわれることになりかねないか。近視眼的といっても難しいだろうか。本来的に考えなくてはならないことからはずれた場面でやたらと細かい神経を使うという才能を発揮する人間は確かにいる。