ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

NHK「日本のこれから」

 団塊もののひとつ。面白い議論になるのかも知れないと思ったのだけれども、質問の設定が世代間抗争を生むために資する傾向がなきにしもあらずなだけではなく、堺屋○一や、伊藤忠の丹羽宇○郎やら、人材派遣会社・ザ・アールの奥谷○子(組合が労働者を甘やかした、だとか労働基準監督署なんて要らないといっていることで有名、なおかつ2001年9月18日から日本ア○ウェイ諮問委員)あたりの傲慢さが鼻につきそう。現場に来ている参加者も議論慣れしている人が少なくて見ていてイライラしてきた。定年60歳で仕事を辞めたら誰でも暮らせる世の中か、と言えば全くそんな状況にはなっていない。にもかかわらず定年後引き続き勤労することによって若年層の勤労機会を取り上げていると思うか、思わないかという議論は無意味だ。しかもその議論は被用者のみを対象として語っているもの。自営業はどうするんだ。派遣、パート、アルバイトで成立する勤労社会システムを作り出しているのは誰なのか、それで儲かっているのは誰なのか、そこは議論しなくてはならないだろう。それが団塊世代の勤労現場における存在の可否としての議論になるのはやっぱりガッテンできない。