ほぼ足りてまだ欲 その先

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マッスル・ミュージカル労組

朝日新聞よりも東京新聞よりもニッカンスポーツが最も詳細にこのパワー・ハラスメント事件を伝えている。日本のショー・ビジネスもそろそろ本場米国のようにきちんとした労使関係が築ける世界でなくてはならないと思うが、先日のプロダクションのセクシャル・ハラスメントにしてもそうだけれど周囲がきちんと適切に、なおかつ批判的に取り上げるべきだと思う。“芸人はピンハネされて当たり前”の世界であって良いわけはないと感じている。

マッスルミュージカル労組が救済申し立て ニッカンスポーツ [2007年5月28日22時43分]
 元体操選手らが舞台でパフォーマンスを披露する人気のショー「マッスル・ミュージカル」の出演者らでつくる労組が、制作会社側の一方的な賃下げに抗議して交渉を求めたメンバーを職場に入らせず、舞台の降板も強いたのは不当労働行為だとして28日、東京都労働委員会に救済を申し立てた。
また、労組は引き下げられた賃金を元に戻すよう求める仮処分も同日、東京地裁に申し立てた。労組は「映画演劇労連フリーユニオン・マッスルミュージカル支部」で、制作会社は「デジタルナイン」(東京)。
申立書などによると、5月下旬から予定されていた米国公演への参加を希望しなかった出演者に対して、会社側は3分(?)から20〜50%の賃金を引き下げた。出演者らが抗議して交渉を求めたが会社側が応じないため、4月下旬に労組を結成。
しかし、会社側はほかの出演者を通じて組合を脱退するよう組合員に求め、当初15人いたメンバーが5人に減少。その上、会社側は残った組合員を職場に入れない措置を取った。
50%減額されて月収が13万円台になったという労組委員長の磯前方章さん(31)は「マッスルミュージカルが好きで、その舞台をよりよくしたいという思いで動いている。きちんと会社と交渉したい」と話している。デジタルナインは「不当労働行為はないと認識している。(裁判などの)公的機関の場で会社の正当性を主張していきたい」としている。
ショーはテレビのスポーツバラエティー番組から生まれ、2001年にスタート。体操やダンスなどで活躍したアスリートが出演する。今年4月には東京・渋谷に専用劇場もオープンした。