今週は幕張で「フーデックス・ジャパン」が開かれていて明日の金曜日が最終日の様だ。昔から平日だけの開催だっただろうか。1976年に始まった食材に関する展示会だというからもう30年以上の歴史がある展示会となった。私がはじめて行ったのはまだ晴海の時のことだった。20年ほど昔のことだろうか。こんなに大きな展示会になるとは思わなかった。当時は開会式に皇太子が出席していた。どうやるとこれを公務として宮内庁を説得することができるのだろうか。参加者は出展料を支払い、場所を確保して宣伝し、見に来る人は原則として登録料を払ってやってくる。多分ただの券が大量に出回るのだろうけれど（この部分は全くの推察）、それにしてもどういう理由で呼んで来られたのだろうかと不思議だった。その頃初めてこの展示会場で冷凍パスタを食べた。目の前で茹でて冷凍されたスパゲティを瞬間解凍して提供するスパゲティがことのほかぷりぷりしていて美味しかったことを今でも忘れない。宣伝を兼ねていたから確か一食100円で提供されていた様な覚えがあるが、期間中毎日食べに行ったことを覚えている。あの時期はなんでも良いから商売になるネタを探し続けていたけれど、結局何一つとして定着する物を見付けられなかった。
