ほぼ足りてまだ欲 その先

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行きたかった

 今日はかねて憧れていた古い温泉に出かける。例によってバスパックツアーである。行き先は群馬県四万温泉。名前はよく聞いていたがどんな温泉かも全く知らなかったけれど、元禄年間にできたという古い温泉宿「積善館」に泊まることができるというので出かけた。どうやら「四万温泉」といえば概ね「たむら」なんだそうだ。行って見て良く分かった。古さからいうと「積善館」なのだけれど規模からいうと「たむら」なんだそうだ。
 で、4つある風呂の内混浴の岩風呂だけは入らなかったけれど、あとの風呂には全部入り、翌朝の出発までに都合5回風呂を浴びた。どうやら最初は川筋に木造の二階家を建てただけのようだけれど、その後上の段に山荘を建て、またまたその上に新しい部分を建て、上からも入ることができるようにしたようで、今では上の方がメインのロビーになっている。団体は取らないのだとおかみさんは団体でやってきたわれわれを前に説明し、なんだかいやいや迎えられた客のような雰囲気になってしまった。
 なかなか頑張って説明して下さる仲居さんのサービスでおいしい夕飯を戴いたのだけれど、例によってすぐに寝てしまい、夜中に三回目、朝眼が覚めて四回目、朝飯を終わってから五回目の風呂を浴びる。今回のバスパックにはどうやら常連さんの高齢の女性がそれぞれ一人で5人参加していて、その方たちは5人で一部屋滞在だったそうだ。まぁ、元気この上なく、ずっと部屋の扉を開けっ放して話しておられるので、会話が全部廊下に筒抜けだ。こうしてみていると元気なのはみんな女性ばかりで、男は本当にだらしがないのだ。