昨日からなんだか寒くて北国から帰ってきたんだから少しは暖かいのかと思ったらそうでもなく、NHK総合テレビの夜中の「さだまさし」の生放送を見ていたらますます寒く、窓を見ると汗をかいていた。
母の日だからと捜したけれど、ふさわしいものがないけれどといって彼は「無縁坂」を唄った。私は昔、「さだまさし」を好きではなかったのだけれど、外国にいた時にうちに遊びに来てくれていた宮崎県出身の青年が彼を大好きで、しきりにCDを貸してくれ、挙げ句の果てに「さだまさし」がコンサートをその地で開いた時に一緒に聴きにいった。そしていくつかの彼の歌を覚えた。3-4年前に下級生が卒業する時の宴会のカラオケで彼女たちを前に「案山子」を唄った。その時に一緒に唄った彼女たちは地方からの出身者で、その歌で彼女たちは涙ぐんだ。そう、あの唄は父母から離れて一人住まいをしている子どもにとってはなかなか泣ける唄なのである。かつては「さだまさし」という奴はなんと臭い歌を唄うんだろうかと思っていたものだけれど、今では私はあの唄を涙なくして唄うことができなくなった。
うちの母が死んでからもう丸四年が経った。
そうそう、さだまさしは林檎派らしい。「わかりやすいのが一番だよ、だからマックだよなぁ・・」と発言し、放送作家と音響の二人からすぐに「ウィンドウズもね！」と突っ込まれていた。今回は早稲田大学の「さだまさし研究会」がきっかけとなって幕開けは大隈講堂前からで、実際の会場は早稲田がリーガロイヤルに委託運営させている（？）ホテルのロビーからの放送だった。何でか知らないが、この番組に偶然出会ってしまった時って必ずそのまま見てしまうんだよなぁ。
