ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

旅先

  昨日の午後から出発して米国西海岸に日本時間で日付が変わる頃到着。結果的にほとんど寝ていない。3時間の間をおいて乗り換え、次の街に向かう。今日は一日が長いのだ。
 HOTSPOTの海外ローミングにて接続。試行錯誤してようやく海外で初めて無線LANでつなげることができた。世の中はどんどん進んでいるけれど、ついて行くことができない。新聞を読むとカリフォルニアは大変に乾燥した春を迎えていたようで、各地の貯水池の水量が少なくなっているようだ。
 旅の途中でユタ州Salt Lake Cityに立ち寄る。週末のバスパックに参加するためにその集合・解散地がここになっているためだ。ここには25年前に来て以来のことなのだけれどもその間にオリンピックがあったからだろうか、空港からダウンタウンにかけては明らかに変わっている。中心地には多くの大手ホテルチェーンが軒を並べている。あのオリンピックの時に建てられたのではないだろうか。確か当時の記憶ではこの街は松本と姉妹都市だったのではなかったかと思う。
 モルモン教のテンプルはこの街の象徴のようなものでここを中心にこの街は広がってきた。今回は足もないし、かつて滞在した辺りを徘徊してみたくてもとても手が出ない。当時この街で接点のあった人たちのうちいったい何人が今でもここに暮らしているのだろうか。少なくとも二つの家族はもうここにもいないし、家族は別れてしまったことを知っている。
 テンプルの北側に大きな建物が建っている。その中にびっくりするほど大きなホールができていて木曜日の夜にはあの有名なクワイアのリハーサルを公開している。そのメンバーの数たるやびっくりだ。ステージの設計が素晴らしいのか、PAシステムがすごいのか知らないが、とてもうまい具合のリバーブが効いた歌声が客席に届く。 
 飛行場で降り立ってみるとバゲッジ・クレイムのターンテーブルの周りには明らかに日本人だと思われる人たちが何人もおられる。あの当時日本人とすれ違ったらすぐにお互いがお互いを意識しただろうが、今はそんなこともないくらいにたくさんの日本人が乗り降りしているのが不思議だった。カリフォルニアよりも1時間時計を前倒しにする。一日がむちゃくちゃ長いことになる。
 NBAのThe Finalsが始まっていて、LakersとCerticsの初戦が第三クォーターに入っても一点を争うシーソーゲームなのを横目で見ながらベッドに倒れるようにして寝入るが案の定3時間半後に目が覚めてしまう。
 バスケット・ボールといえば当地のUtaha JAZZは今年もプレイオフに残ったのだそうだ。そういえば街を歩いていると「カール・マローン」や「ジョン・ストックトン」の名前が通りにつけられている。