ほぼ足りてまだ欲 その先

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Into The Wild

 新宿の朝日安田生命ホールに映画「Into The Wild」の試写会に行く。9月6日のシャンテシネ、タイムズスクウェアでの封切りを前に見ることができるとは思わなかったのだけれど、ケーブルテレビのサイトでミステリーチャンネル主催の試写会があるとあったので、メール応募をしていたら入場券のはがきが送られてきた。この映画はとにかく知られていないと思っていたので、開場の18時前についたらもう既に50-60人の方が列を作っているのを見てびっくりした。340ほどの客席は映画が始まるころにはほぼ満席である。
 原作:ジョン・クラカワー。実話。アトランタのエモリー大学を5月に卒業したまま、ドライバーズ・ライセンスも、セキュリティー・カードもなにもかも捨てて旅立つ若者が、様々な人に出会いながら最後にアラスカの荒野にひとりでサバイバルすることで自分を見つめる話である。
 実はこの映画を見ていて原作がほとんど思い出せない。概略はもちろん思い出せるのだけれども、詳細部分が全然思い出せないのだ。原作が最後の部分に割いている部分がとても長かったような気がするが、私の記憶違いかも知れない。私は原作の時からこの話が映画にならないものかと思っていたくらいで、想い入れがたっぷりなので、途中から涙ぼろぼろである。Emile HirschとHal Holbrookのやりとりではもう我慢できない。主演のEmile Hirschはある時は若々しく、ある時はとてもしっかりした人間を演じていて好演だ。
 音楽もとても気に入っているので、多分サウンド・トラックを入手したくなるんだろうなぁと思う。
 会場のほぼ半分は若い女性だけれども、意外に50代以上の男女の姿も目につく。それぞれに考えるポイントがある映画だといっても良さそうだ。

Into the Wild

Into the Wild