細田自民党幹事長発言:「“100年持つ年金”はキャッチフレーズにしか過ぎない。」なんだ、そりゃ。
権丈（けんじょう）善一は慶応義塾大学商学部教授だという。日本の年金制度は破綻なんかしていないんだと、それは報道機関が煽っているだけだと。民主党岡田幹事長に対しては「制度を十分わかってから議論しろ」と宣言。この番組が始まってから画面の中に映っている見たことのない男が岡田が発言する度に手を組んで苦笑いをしているのはなんだろうと思っていたらそれが権丈だった。「私の論文を読んでからいえ」という態度を取りながらテレビに出てくる愚は理解者を失うことでしかない。だったらテレビに出てこないことだ。
権丈は社会保障論研究者のようだけれど、現在の日本の国民年金については未納率30%は一号被保険者に過ぎなくて全体から見るとその影響は少ないという論を張っている。となるとなにゆえこの問題はこの様な展開がされているというのか。税負担方式にすれば「企業は現在の厚生年金負担が税負担に置き換えられれば、負担がなくなって利益になる」という見解は正しいかも知れない。だとしたらこんなハナから岡田を嘲笑する態度を取るな。番組中に細田自民党幹事長を利する態度を取っていたら彼の本意を理解しようとする人たちは減るぞ。
