ほぼ足りてまだ欲 その先

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映画

 「Phoebe in Wonderland」という2008年の映画を見た。子どもの頃の不思議な、大人には理解のできない、純粋な想像に満ちあふれたあの頃を忘れてしまっている大人に何かを投げかけるストーリー。日本では公開されないのだろうか。それとももう公開されてしまったのだろうか。
 大人に子どもは理解できないのだろうか。大人は子どもの頃の感性を取り戻すってことはできないのだろうか。大人は子どもにまで精神分析を受けさせたりして、悲しく滑稽だが、現実的にはそんな気になってしまうのだろう。
 うちの息子が3-4歳の頃、冬の公園で「怪獣は洋服なんか着ていない」といって真っ裸で走り回っていた、という話を思い出していた。話を聞いてみれば筋が通っていておかしくないのだけれど、公衆の面前で真っ裸になったという事実だけをとったらこの子はおかしいんじゃないか、と思うだろう。ひょっとしたら私たちはこんな具合に他人を判断しているのではないだろうか。