ほぼ足りてまだ欲 その先

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そうじゃなくて

 高校授業料の無料化というのは義務教育でもない以上、一律に適用するのは如何なものかと思う。学校に行くという選択肢を取った人は優遇されていて、その他の選択肢を取った人はなんら補助を受けられないのかと、そのバランスの悪さが存在するという受け取り方をする人はいるだろう。
 やっぱり向学心はあるのだけれど、資金が伴わないという人に対して援助をするというシステムにするべきだろう。私の国では大学だって相当に足りていないのだけれど、高校では奨学金という概念が非常に低い。それはどこから来るかというと、寄付行為に対する優遇が目に見えて明確になっていないという点にあるのではないだろうか。個人でも法人でも良いから学校法人や福祉法人に対する寄付行為に対してより優遇策を完備するべきだろう。
 そうした寄付を直接的に学校に対してでも良いけれど、地方自治体が受け皿を創ってそこから貸与の奨学金でも良いではないか。そしてその返還も無事卒業したら半分だけの返還でよいとしたり、公的職業に就くとそれが免除される等の特典をつけたらよい。
 ただただ、一律に高校の授業料を国家負担にする、というのは芸がない。
 高速道路の無料化もそのまますべての利用料を国家負担にするのはおかしい。高速道路会社を民営化したのは大間違い。これじゃ、いつまで経っても国庫から彼等を養う費用支出が伴うということになる。高速道路は直ちに国営に戻す。そして折角ETCがあるんだから年間パスを創ろう。そうして前払いをする人は安くて、そうでない人にはちゃんと払って貰おう。
 インフルエンザのワクチンぐらい国家が負担しろという主張を自民党がするとは思わなかったなぁとまたいってしまう。