ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

けしぽんわいど

 ごく普通の家庭で送られてくる郵便物の封筒を捨てる時に個人情報の保護なんて考えることはなかった。確かに事務所ではできるだけ書類を捨てる時は片っ端からシュレッダーにかけるのはずいぶん昔からやっていた。MSシュレッダーの鋳物でできたような重々しい緑色のシュレッダーが事務所のコピー機を置いてあるところに必ずおいてあった。学校の事務手伝いをやっていた時は、なにしろ試験問題なんかを先生がコピーしたりするものだから、ちょっとでもそのまま置いておくわけに行かないので、片っ端から切り刻んだけれど、ずいぶん近代的な形になっていった。
 しかし、家ではあんまり考えたこともない。それでも気をつけるべきだという話を聞いて、考えてみると確かに住所が不特定多数の人に知られてしまうのは問題だなぁと思うようになった。それでもなんで調べたのか不安に駆られるように次から次にDMが送られてきてしまうのを見ていると、(そんな証拠はないけれど)管理会社辺りから名簿が漏れている可能性はあるなぁと思わざるを得ない。いやいや、何度も言うけれど、そんな証拠はないんだけれど。
 それで最近はスタンプでぽんと押してしまうと見えなくなっちゃって、コピーをしたってなんの役にも立たないというスタンプを多用。そろそろ換えのインクを入手しなくてはと、これを入手した京橋のOffice Depoに行ってみると電気はついていなくて、中は真っ暗。あれ?と近寄って見ると「閉店しました」の張り紙。しかし、そのままだ。ググってみると今年の初めにもう既に1997年に五反田から始まった日本展開も今年中に全店舗を閉店して日本から撤退することを決めていたんだそうだ。今やもう既にその五反田店しか残っていない。ここの格安な価格はとても重宝で京橋の高速道路下にできていたのを帰国して見つけた時は嬉しかったことがもう昨日のことのようだけれど、あれからすでに11年。あそこが閉まってあっちに移ったりこっちに移ったりしてきたものだから今度はどこに行っちゃったのかと思ったらなんと撤退。
 銀座では伊東屋も既に往年の文房具屋の面影はなく、洒落た商品ばっかりになってしまって下々が行くところではなくなりつつある。こうなるとあとの頼りは何年か前にできた東急ハンズしかない。
 衆議院の速記者だって使っているというプラチナの0.9mmメカニカル・ペンシルのpress manだってオフィス・デポでずいぶん入手したものだ。伊東屋が扱ってなかったオキナのProject PaperB6版方眼紙なんてオフィス・デポでしか買っていなかった。近々東急ハンズ・銀座に足を伸ばさなくては。