ほぼ足りてまだ欲 その先

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参議院予算委員会

気がつかなかったのだけれど、そうそう、今日はもう参議院予算委員会が始まっているんだった。
 自民党林芳正の質問を聴いているとこの方は人の発言の解釈力が決定的に欠けているということと、何が一番重要なことなのかを理解する力に欠けているようにしか思えない。一見弁舌爽やかそうに見えるけれど、実は人に質問しているというその場の状況を無視してただ単に自分の主張をしているにすぎない。国会がこんなことをしている場合じゃないはずで、上っ面の言葉のやりとりを許しちゃならない。君たちがこれまでやってきたことがどれほど国民を愚弄してきたのかということすら気がつきゃしないんだろうなぁ、どうせ。
 「もう年も明けたんですから、いつまでも前政権のやったことだという認識はやめたらいい」なんて発言をいけしゃぁしゃぁといえるような人だったとは知らなかった。彼の閣内にいたときの答弁の調子とは大きな違い。
 彼は二代目議員どころじゃない、四代目議員。こうなると老舗って奴だ。秘書が運転する車でタクシーと接触したけれど逃げた前歴があるという噂を聞いたけれど、まさかねぇ。
 出てくる自民党議員は鳩山由紀夫の虚偽記載、小沢一郎の金追求ばっかり。ま、まか不思議なケースばかりがこんなにいくつも出てくるこのタイミングはどう考えても不自然な気がしないではないし、これまでの間になんでこんなに頭を使わない経理処理が妙な具合に発生していたのだろうか。政権を執ろうとしていた集団がこんなに脇甘くやってきたことには呆れる。
 しかし、どう考えても自民党という、これまで鉄面皮そのものであった集団が「モラル」なんて言葉を振り回しているのはどうしても納得がいかない。お前たちがやってきたことはそんな簡単なことではない。
 自民党西田昌司が「政治資金規正法上、政治資金管理団体は不動産を取得することができない。これに関して全閣僚はモラル上、どう考えるか応えろ」と全員に要求。それに対して亀井大臣は「そんなくだらない質問に答える必要はない!」と答える。
 陸山会の不動産取得は政治家として最も必要なモラルを持っていないということを明確にしたいといった。そのまま跳ね返ってくるんじゃないのだろうか。
 自民党森雅子という参議院議員がいたとは知らなかった。1964年生まれ。福島県出身。東北大・法-1992年司法試験合格-2005年金融庁入庁-2007年参議院選福島県選挙区初当選(ウィッキペディアより)。
 改革クラブ荒井広幸:1958年生まれ、福島県出身-早大社会卒-1993年衆院自民党から初当選-2003年衆院選落選-2004年参院自民党比例区-自民党を離党し、田中康夫代表で新党日本の幹事長。郵政民営化自民党と決別し、新党日本に加わったかと思えば、2008年8月29日、民主党を離党した渡辺秀央郵政大臣らが結成した新党「改革クラブ」に参加。今度は自民党の別働隊としての立ち位置にすり寄る。彼の立ち位置は一体どこにあるんだろう。ふ〜む、この変遷を見ていると君らにモラルを語って戴きたくはないと私は思いたい。
 今日の鳩山由紀夫の発言を聴いていると総合的には小沢一郎の政治資金管理団体の活動は間違っているということになる。しかし、目の前の個々の発言を統合できていない自民党の質問はいたずらに嫌みをぶつけることにしかなっていないという思いがある。
 ところで「真実を求める会」ってのは一体何だろう。

この団体は、行政書士や元新聞記者らからなる「真実を求める会」。告発状は、陸山会が土地を購入したのに収支報告書に記載しなかったり、虚偽の記入をしたりしたと指摘。「小沢氏は、政治団体の代表者という立場で本件を首謀し、秘書らを通じて主導した」としている。
Asahi.com 2010年1月22日3時32分)