中京大の52歳の職員が10年間で約2億4000万円を着服した、という報道があった。良くまぁいち私立大学でそんなに大きな金を横領することができたものだと感心するだけでなくて、それだけの金を遣っていたら周囲が気がつきそうな気がしないでもないけれど、年間平均して2400万円くらいだったらわからないのだろうか。
そんなことを云ったら霞ヶ関の高級官僚諸兄が天下りをして、あっちこっちの従来みんながまわったところをそのまままわっていったら、結構それに近い金をぽこぽこと入手してくるわけで、その辺りの人たちと付き合っていたりしたら、意外とわからないのかもしれない。
学校の職員連中とばかり付き合っていたら、なんだか変だなぁという気にはなるかもしれないけれど、そうでなかったらわからないかもしれない。
このくらいの横領事件を聴くと、びっくりするものだけれど、それ位のことはポスト霞ヶ関を渡り歩く皆さんからしたら、大したこっちゃないんだろうな、きっと。
それだけ私たちは、国庫から大盤振る舞いしているということでもある。今度の特別会計を対象とした「仕分け」が果たしてどこまで攻め上ることができるのか、大きな期待を持ってみていきたい。