今回の北朝鮮による砲撃で様々なことを考えてしまう。北朝鮮の砲撃は大変に精密度が低いのだという見解がtwitterで報じられてもいる。海兵隊を狙ったのだけれど、海に落ちたり、民家に落ちたというのが実情なんだというのである。民間人二人が犠牲となっているのが発見されたというが、この二人は海兵隊構内で工事をしていた人たちらしい。
韓国側の「80発」といわれる反撃で北朝鮮側にはどれくらいの犠牲が出ているんだろうかを知りたい気持ちもする。
こういう時にテレビは必ず観光客にインタビューする。「どうなることかと思った！」「日本と韓国だって殆ど離れちゃいないんだからねぇ！」「向こうの人たちが平然としているのに驚いた！」「怖いねぇ〜」「日本も気をつけなくちゃねぇ」等々。
そうだ！やれやれ！と思っている政党もあるだろう。ほうら、だからいわんこっちゃない！軍備増強！思いやり予算増強。米軍基地拡張！
ところが不思議なことに昨日の羽田空港、成田空港でのインタビューを見ていても「仕事だから止めるわけにはいかない」という男性がひとりいたけれど、「止めた！止めた！」といって空港から立ち去る人を捉えているわけではない。なにしろ今はウォン安で韓国旅行は大受けの真っ最中。なにしろ安いツアーなんぞは3日間で3万円なんてまるで国内の温泉旅行のような案配なんだから。危ない、危ないといいながら、軍備増強だといいながら遊びに行くんである。まさか自分にはそんなものは及ばないと思っているのである。及ぶんだよ、そのうち、といいながら、もし、それが自分だったらどうしただろうと思うと自信がない。大丈夫だよ、そんなの、といって飛行機に乗る可能性大なんかもなぁ。
