日本政府は昨年度から豪州、あるいは米国人で元日本の捕虜になっていた人を日本に呼んでいる。私は米国からやってきた人たちのことは知らなかったのだけれど、豪州からやってきた人たちについてはあるメーリング・リストで偶然見付けて、今年の3月8日、そして、今日、その人達の話をうかがう機会に参加してとても短い時間ではあるけれど、その人達の話を聴いた。
今回豪州から来た人たち5名は若い人で89歳(終戦時23歳)、最も歳上なのは女性で96歳(終戦当時30歳)で、今のうちにお話を聞いておくべき年齢になっているのが判る。この女性は従軍看護婦だった方で、横浜のバンドホテルに収容され、最終的には戸塚にあった抑留所にいた。彼女を含めて戦時中の外国人民間人について調査・研究して書物にした方がいて、その本を売っていたので入手。
今日の会は主催が「元捕虜・家族と拘留する会」ということになっているが協力しているのがPOW研究会というグループで、多くの女性が活躍しているようである。
日豪合同セミナーの方たちにはこの方たちの情報は流れているのだろうか。
- 作者: 小宮まゆみ
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