新聞記者と酒吞みながら駄弁っていてとんでもないことをいったと新聞に書き立てられて更迭されちゃった前沖縄防衛局長の田中聡は大阪大卒で1984年に旧防衛施設庁に入り、防衛省の広報課長や地方協力企画課長を経て、本年8月15日付で沖縄防衛局長に就いたんだそうで、現職に就いたばかり。だから自民党が、任命権者としての防衛大臣、ひいては総理大臣の責任を追及するというのか。
でも、民主党が政権を自民党・公明党からとったといっても各省庁のキーマンががらっと入れ替わるわけでないんだから、この論理はとても腑に落ちないやりとりのように聞こえる。どうせ、自民・公明政権が続いていたとしても彼がそのまま沖縄防衛局長になったのに決まっている。
だから、内閣と霞ヶ関が行政としての一体感にないというわけだ。