ほぼ足りてまだ欲 その先

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タンゴ

 昨日のNHKラジオ「ラジオ深夜便」は2時間にわたって「ニューイヤーを彩る ワルツ・ポルカの世界 by 音楽評論家・奥田佳道」というのをやっておった。で、もちろん今年のウィーン楽友協会でのニュー・イヤー・コンサートの中から数曲を流したところまではまぁなんということもなかったのだけれど、そこからヨハン・シュトラウスにはお父さんがいて、兄弟が二人いて、という話から、とうとう最後にはAstor Piazzollaが出てきてしまって、こうなると例のヨーヨーマが演奏してからこの私だって知っているという「Libertango」の話になるわけだけれど、ここでこの奥田佳道が出してきたのが「Oblivion」でござい。リベルタンゴの情熱的なリズムとメロディーラインとはがらっと変わって、なんとも切々と訴えかけるのでござい。真夜中にこんなものをかけられちゃたまらない。反則というものだ。