この期に及んで考えてみると江戸時代に徳川幕府が執った鎖国という政策はひょっとすると非常に優れた政策かも知れないなぁ。ヒッピー・コミュニティーの暮らし方に似ているような気がする。外の世界の価値観に振り回されることなく、その内側で賄うことができるもので暮らしを立てていく。ということはアーミッシュの暮らし方にも共通するといっても良いのだろうか。
もちろんそのコミュニティーの中の価値観だけが絶対視されてくるわけで、息苦しい生活になってくる可能性はとても高い。
しかしながら、外の社会が持つ価値観に振り回されることもなく、知らないうちに外の仕組みに巻き込まれるということもなくて気がついたら誰かの勢力下に置かれていて、恐ろしい役割を果たさなくてはならないは目に追い込まれることもないとか、知らないうちに首を絞められていたなんてこともないだろう。
それでもこれだけの人口を賄っていくということは不可能だということだろうか。