ほぼ足りてまだ欲 その先

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私はぜんそく持ちだった

 そ〜なんです!となにも勢い込んでいうことはないけれど、いつの頃からかわからないのだけれど、私はずっと喘息持ちだった。記憶の中でも、真冬に遊んだあと、走ってうちまで帰ってくる時に、往々にして咳き込んだ記憶がある。何回もそんな経験があった。幼いながらもそれを意識するようになっていた。
 最も辛い状況になったのは異国の地においてだった。夜中の発作が辛かった。背中がすっかり冷え込む状況だった。激しく咳き込む私も辛かったけれど、連れ合いはもっと辛かったに相違ない。自分が眠いながら咳き込んでいる旦那の背中を温めなくてはならない。本人は明け方になって不思議に寝付く。目が醒めた時には憔悴しきっていて動けない。仕事に行けない。断りの電話を入れてからまた寝付く。昼頃に目が醒めるともうすっかり何ともなくなる。
 こんな状況だから仕事場で理解されるわけがない。何しろ喘息発作を持っている人間はそうでない時には全く何ともない。そんな状況を見ている人間はいくら喘息だといわれても、信用できない。こいつはサボっているに違いないと思う。
 しかし、今の私には全くそんな発作が起きることがない。確かに風邪を引いたりすると呼吸器に深い影響がある。しかし、何ともない時に喘息発作が起きることは全くといって良いくらい、ない。
 あの頃の喘息が精神的な要因が引き起こしていたことがよくわかる。