ほぼ足りてまだ欲 その先

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法律さえあれば

 わが国だけなのか、他国もそうなのか、知らないので何とも比較はできかねるのだけれど、行政の人たちが考えているのは法が整備されればそれで良いと云うことなんだろうか。現場でいつも問題になるのは、法に触れている状況があってもそれを摘発し、ペナルティーを科すシステムが機能しないから、いくら法が作られていても、なんの意味もなさないという状況が日常的に存在しているということだ。
 例えば簡単な例からいったら、夜間になったら自転車は灯りをつけなくてはいけないということになっている。しかし、今でこそ7割くらいの人が灯りをつけるようになってきたという印象だけれど、一昔前だったら平気で3割ぐらいの人しか点灯していなかった。
 今でも自転車は左側をは知りなさいといっているけれど、逆行する連中はいくらでもいて、車を運転する人間にヒヤッとさせている。
 自転車の二人乗りはダメだったり、電話をしながらは知るなといっても、どこ吹く風だ。それと同じように、ひと頃保険料の回収率を上げるために厚生年金から勝手に脱退しちゃって社員からはその分の保険料分を取り上げてそのまま、という企業、あるいは加盟しなくてはならないのに、知らん顔をしている企業なんていうのがかなりの数に上がっているけれど、行政から何もペナルティが科せられないからそのままになっているなんていうのが平気である。
 法律を作ればそれで終わりには全くならない。なにしろ人間はそもそも悪いのだからそのままにしておいたら「え!聞いてねぇなぁ!」といって誤魔化す。
 集住するって事は面倒なことなんだよなぁ。一人で山の中に暮らしてのたれ死にするのであれば、そんなことを気にしなくて良いわけだ。