W杯に帯同した調理師の方をテレビが取り上げていた。
福島第一原発から半径20km離れた地点かつてのJヴィレッジで「ハーフタイム」と近接する二ツ沼公園内にレストラン「アルパインローズ」というお店を開いているんだそうで、かつてはJヴィレッジの総料理長だったのだそうだ。お弁当を届ける仕事までやっているのだそうで、第一原発から半径10kmほどの富岡町内にある、福島第二原子力発電所へも弁当を届けているという。常駐している消防署では食材も手に入らないし、調理するわけに行かないから、届けてくれるのは本当に助かるんだとコメントしていた。となるとこの人がいなくてはこうした人たちは仕事にならないということだ。地元で育ててもらったのだからとコメントしていた相馬の出身だ。サッカーナショナルチームの遠征には50回以上帯同してきたという実績を持つ。
しかし、風評被害に負けないように地元産の食材をというキャンペーンだったことには今も気がかりだ。本当に線量は大丈夫なのか、という点には、この種のテレビ番組は一切触れないからだ。あたかもその点に触れるのは禁句なんだとでもいわんばかりに全く誰も触れない。それが一番怖い。
