昔、私が子どもの頃サルスベリといったら、なんだか皮がツルツルの気持ちの悪い外観の幹しきゃ覚えていない。どうしてあの頃、サルスベリの花がこんな細かいもので、風が吹くと花ごとポロポロ落ちてくるんだって知らなかったのだろうか。うちになかったからなのか。ごく最近になってうちの近所の通りが歩道を完備してその外側にサルスベリの木を並木に植えて、初めてサルスベリの花がこんなものだと知ったような気がするのだ。しかも、サルスベリの花は赤、ピンク、白といろいろな色調のものがあるうえに、真夏のくそ熱い時に咲くものだからサルスベリの花を見ると条件反射のように暑苦しい。可哀想だねぇ。