ほぼ足りてまだ欲 その先

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イスラム国

 NHK-BSでワールドニュースという各国のニュース番組をピックアップしている枠があって、英国のBBCイスラム国へ聖戦に参加するためにグループでいってしまう若者のことについて語っていた。
 17歳の娘が聖戦への参加で出かけようとしていたのを諦めさせた母親の話だった。この番組が真実かそうでないかはこの際別の問題とする。エジプトからやってきた男子同級生に娘が恋をしてしまって、彼の話に心酔してしまい、彼らのメールのやりとりには「インシャッラァ〜」が飛び交っていたという。この戦いに参加せずに看過していて良いのかと煽るやりとりだったというのだ。思春期は影響を受けやすい。同情自殺をしてしまう年齢でもある。すぐさま洗脳されてしまう子がいても不思議じゃない。そして多くの場合、親が言っていることは旧態依然で、既存の価値観に縛られていて、陳腐なものであって、そっちの方がなんぼか真実だとなってしまいかねない。
 これまで西欧諸国に暮らす人々は見分けやすい外観で警戒を払いやすかったのかもしれないけれど、こうなると外観で危険性を云々できなくなる。どんな民族出身でも、イスラムの聖戦に参加するか予見できなくなる。これは相当に痛手ではないだろうか。ある種の文化大革命かもしれないが、重火器を携えているだけ始末が悪い。これはなかなか簡単に始末がつかない。シリアは草刈り場になってしまって長引く可能性が高い。