ノーベル賞の中でも平和賞だけはノルウェーで決める。どうやら女性の教育と児童労働阻止に尽力があった二人の人に行くことになった。イスラム系の社会には今でも女性の教育を無視する。というよりも社会化を阻止する。日本も昔はそのままだった。半世紀もさかのぼればまさにそうだった。女子が大学、それも四年制の大学に行くのは非常に珍しかった。今でもアジアの一部の地域では女性の識字率は高くない。日本にいたらとても信じられないことではあるけれど、それは普通のことである。あの若さで危険に直面してもがんばれる力はいったいどこから生まれてきたのだろうかと、感銘を受ける。
村上春樹はまだ長生きしそうだから、大丈夫だろうけれど、日本国憲法第9条はそろそろ死に絶えてしまいそうで、それが心配だ。
