「なんでわが国家を象徴する日の丸、旭日旗を掲げて歩いちゃいかんのか。これがイヤならこの国から出て行け」と単純に思う若者は多いだろう。日本はなんでいつまでもへいこらしていなくちゃいけないんだよ。俺たちがやったわけじゃないし、そもそもそんなことをやったという証拠が一体どこにあるっていうんだよ。誇りを持って日の丸を掲げて行進しようじゃないか！
こういう声に簡単に賛同するんだろうなぁ。なんたって、きちんと歴史を学んでなんて来なかったんだし、教える機会を作らないできたんだから、なんといわれてもしょうがない。
心の底から彼らは何がおかしいんだ？と思っているみたいだ。戦争中に教育された子どもたちが心の底から広告の子どもたちとして、大人に褒められるようにしてきた結果、鬼畜米英殲滅、進め一億火の玉だ！の軍国少年であったことは自然の成り行きだ。大人がみんなそう教育してきたのだから。
積極的平和外交というプラカードを掲げながら、その裏では歴史を作り替えるというのでは相手が納得するわけがない。握手の手を出しながら片っ方の手を後ろに回してナイフを握っている。
