本棚を捜し物をしていると小さなノートが挟まっていた。みると今から20年以上前1994年4月6日に国立演芸場へ行っている。これが平日なんである。どうしてこんな日に寄席に上がったんだろう。
そのメモにこんなことが書いてある。
- 春風亭あさり そろそろ中堅の域。志ん朝門下らしい口調。いまいち深みが薄い。【これは多分1997年3月に真打ち昇進した八代目の橘家圓太郎のことらしい。】
- 古今亭八朝 顔はまずいが勢いがある。いつの日にか化けそうだが。(その後は聞いたことがない)
- 橘家文蔵 学校の授業だったら面白いかも知れないが、花がない。芝居噺の方が向いているんだろう。(2001年に62歳で他界。だからこの時55歳。彦六の門下で、竹の水仙を圓生に教えたんだとウィッキペディアに書いてある。)
私が転職したのがこの年のGW後のことだからこの時はまさかこんな人生を送るとは思ってもいなかった時のことだ。
こんなことがあるからどこかに何かを書いておくというのは面白いんだ。