ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

原稿を書いたのは誰か?

 首相官邸のサイトに「HeForSheレセプション 安倍総理スピーチ」として全文がアップされています。
 このレセプションは何かというと、国連が進めている「女性や少女に対する暴力、差別をなくし、ジェンダー平等を達成することは、すべての人に恵みをもたらします。しかし、そのためには男性の積極的な参加が不可欠です。」と呼びかけているキャンペーンのためのレセプションみたいですねぇ。それにしてもこれは「He For She」なんであって、首相官邸ともあろうものが、英語のアルファベットを全角で書くなんて、なんちゅうすっとぼけたことをやっているんでしょうね。これでも小学校から英語を教科に取り入れている国の機関ですかね。
 で、下の引用が安倍晋三君のスピーチの一部分です。全文は官邸のサイトで読んでください。→こちら
 国連の「He For She」のサイトはこちら

 日本の経済界に、上場企業には少なくとも重役に1人の女性を入れるように要請しております。私はその際良くこう申し上げるのです。もし、リーマン・ブラザーズが、リーマン・ブラザーズ&シスターズだったら、破綻しなかっただろう、と。女性が参加していくことによって、企業はもっとその魅力を生かしていくことにつながっていきます。それは企業だけではなくて、社会もそうですし、国もそうです。そして、世界もそうであろうと思います。

 これ、ジョークのつもりでしょうか?全然受けない、ましてや「この人、大丈夫?」と受け取られかねない挨拶です。上場企業にこんな要請を出しているだななんて知らなかったこともありますが、アファーマティブ・アクションじゃないんだから、女性役員を必ず一人、といういい方それ自体がフィットしていませんねぇ。

追記

 最後はこうだったらしい。

「日本はいわゆる侍の国として、非常に保守的な国でもあります。しかし、日本が変われば世界が変わっていくと聞いています。みなさん、ともに世界を変えていこうではありませんか」

 これ、どこでいってんだ?日本国内でいってんのか?そうじゃないぞ。ここで「侍」が出てきちゃうのか。かれの感覚は今でも「冨士山、芸者」なのか?