- 作者: 保阪正康
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 保阪正康
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/07/07
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る
保阪正康は従来から昭和の前半の政治の動きを真摯に振り返ることがとても重要だといっていて、これに関してはまったく異論が無い。何しろ今時美濃部達吉の(彼がいいだしたわけではないいわゆる)「天皇機関説」を振り返るところから誰が歴史をひもとこうとしているだろうか。神武天皇を実在の人物だと政治家がいい張り出すという状況を問題意識を持ってとりあげることが目立っていない今のマスコミジャーナリズムを見たら、この危険な思想状況を注意を持って見つめるのは一体誰になるというのだろうか。