ほぼ足りてまだ欲 その先

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悲哀

 この場に及んで、どうして自分からふるさとを離れざるを得なかった人たちが国の支援から漏れなくてはならないのか、全く納得ができないのです。いいですか?まだ福島第一原発の事態は全く収束に向かってなんぞいません。どろどろになったままの核燃料が炉を突っ切って地中に溶け出しているんです。これから先なにが起きるかわからないのです。ひょっとするととんでもない放射能拡散が突発しないと誰が保証できるんですか。
 除染したなんていってますが、どう考えても、放射能汚染されたものは一度降ったらそれっきりで、全部回収できるわけがないのです。山に降り降りたものはそのままになっているわけですし、風が吹いたらふぁらふぁらか、さらさらが、どさっなのか知りませんけれど、移動します。この移動したものがどこへ向かうのか、誰も知りません。川に降ったものは時間をかけて流されている可能性は十分にあります。それはどんどん太い川に流れ込みます。最後は海に出てきます。どこに出てくるのか、誰かがわかるのですか?
 それなのに、汚染基準は事故前の何十倍にもしてしまって「さぁ、帰れるから帰っておいで!」はさすがにないだろう!6年もふるさとから離れている人たちの足下を見ているとしか考えられない。帰りたくて、帰りたくてしょうがない。もうじき寿命が尽きちゃうんだからという人はその後汚染されたって良いからふるさとへ帰りたいと思うに決まっている。その気持ちを逆手にとっている。卑怯としかいいようがない。
 そこへ自分から金をかけて避難していった人たちについては自分で勝手に行動しているんだから知らないよといっている。好きにしろといっている。どういうことかといったら「帰ってきている人たちだっているんだから、帰ってきたら良いだろう!」という。
 卑怯千万だ。自分がそこへ事務所を移動して寝食を共にしてみろ!
 金正恩のミサイルに「許しがたい行為だ!」といっているのを聞いていると、許しがたいのはおまえだ!とどうしてもいってやりたい。あいつは私たちを「人間」として意識していない。「非国民」どころか「人非人」だ。