ほぼ足りてまだ欲 その先

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高次脳機能障害

 なんでも介護疲れで不倫したと、週刊文春に書かれて、「引退する」と発表した、小室哲哉ってのを読んで、ま、芸能人の不倫だなんだってのはもう知りたくもないと放りっぱなしにしていたんだ。で、彼が介護をしていたというのは一体誰のことで、彼みたいに芸能界で大稼ぎした人なんかは、家族の介護に際していくらでもお金を使い、知り合いを辿ればどうにでもなるだろうに、と不思議だった。
 すると、奥さんが高次脳機能障害を患っていて、それでその介護に苦労をしたんだと知った。それにしても幼児を激しく揺さぶったり、あるいは交通事故を起こした人たちのその時のショックなんかで脳が激しく揺さぶられて発症する、というのは知っていたけれど、彼女はどうしてそんな状況に陥ってしまったのかと不可思議だった。
 それがくも膜下出血によるものだったと知ったのはちょっとショックだった。ダメージを受けた部分によってはまさにこの症状を呈するということだろうか。この辺のことについてあまり触れられていなかったのかもしれない。これを機会に行政が介護というシステムについてもう一度構築し直すという動きになればいいのだけれど、安倍晋三が首相をやっている間はたぶん期待できそうにない。これからどんどん下降していく日本という国の国力の中で、社会保障のシステムについてまともに取り合わない行政はまさにこの国の将来をぶち壊していく。