ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

nsw20722006-12-17

【写真:汐留の(どの部分か知らないが)クリスマス・イルミネーション。何でか知らないが雅楽の気障男、東儀何タラプロデュースというイベント。クリスマスと雅楽がどこで繋がるのか、全く無意味。しかもイルミネーションを見に来たんじゃなくて、これじゃ人の列を見に来たようなもの。宗教観もなんもないクリスマスに名を借りたイベントにはもう食傷。】

大海原をイメージ、イルミネーション点灯 東京・汐留 Asahi.net2006年12月01日23時47分
1日、東京・汐留の商業施設「カレッタ汐留」で、海をテーマにしたクリスマスイルミネーション「カレッタ オーシャン クリスマス」が始まった。開業4周年を記念し、同地区の街づくり協議会が主催した。約20万個の発光ダイオードを使い、雄大な大海原を演出した。雅楽師東儀秀樹さんの曲に合わせ明かりが点滅すると、波が動くような幻想的な雰囲気に包まれた。25日までの毎日、午後5時から午前0時まで。

長屋を変えようか

 どうやら教育法の変更に調子に乗って、本気で法人税減税をしていこうと思っているらしい。したたり効果が彼らの切り札である。あれ?いざなぎ景気を遥かに上回る好景気が持続しているのではなかったのか。景気が良いといったって今の私にはほとんど眼に見える何ものも起こらないままだ。社会保障に影響のあるものはどんどん、あれよあれよと後退していき、その分を大企業に廻していくようなものである。ダメだ、どうしてもこれでみんな総倒れになってしまう、そんな時が来たら市民の預貯金はド〜ンとなくなってしまう、そんなことがあったら保証できる預貯金はこれだけだぞ、と脅しに脅しをかけて都市銀に思いっきり公金投入して助け上げた。「いやぁ、ここまで生き返ったのも、市民の皆さんのおかげです、本当にありがとうございました」と感謝感激雨あられの大キャンペーンでもあるのかと思ったら、そんなことどこ吹く風。史上空前の最高益だなんて話を聞いちゃ、いったい誰がこの上の企業減税なんかを納得できるというのだろうか。
 出入りの職人が潰れそうだと大店の大旦那に頼み込んだ。大旦那は裏に持っている長屋の住民に「悪いんだけれど、あいつを助けたいんだ。あいつがダメになっちまうと、うちの商売に大きな影響が出るんだ。すると今皆さんに住んで貰っている長屋の補修にも影響が出ることになっちまうかも知れないんだよねぇ。そこでどうだろうか、みんなでいくらか集めちゃ貰えまいか」ってんで頼んだ。長屋のみんなは日銭商売の連中ばかりだけれども、自分が選んで暮らしているこの長屋だから、そりゃてえへんだってんでなけなしの銭を集めた。おかげでその職人も立ち直ったと思うや、その仕事のできが良いと評判になり、どんどん商売が拡がる。すると大旦那がまたいう。この際、あいつの商売をもっともっと江戸一番になれるようにしてやりたい。そうすれば長屋ももっともっと綺麗になるんだ、と。
 こんなのおかしいと思うよ。もうその手にゃのらねぇ。長屋を変えようじゃねぇか。違う大家のところに住もうじゃねぇか。そんなバカな話はないよ。あいつには「お世話になりました」って挨拶もねぇじゃねえか。とんでもねぇ話だ。瓦版屋も瓦版屋だ。なんでそんなのおかしいと主張しねぇんだろうねぇ。万事つつがなく過ごすのは大事なんだけれど、大家のいいなりになることがつつがない生活だと思わせられているのは間違いだよ。
 ト○タ方式とかいって、自分のところに在庫を持たずに下請けに調整させて時間ぴったりに持ち込みさせることが大きな改革なんだともて囃されているのはもう随分前からだ。ところがよく考えてみると、在庫を抱えることが経済効率が悪いんだとするとその在庫を今度は抱えさせられている人たちにとってはそれは悪い効率を抱えさせられている、ということになる。それでもいうことを聴かなきゃ仕事にならない。唯々諾々とならざるをえない立場を悪用した方式。しかも道路はあたかもその横持ちのために存在するかの如き状況となる。彼らの効率のために私たちは公金をつぎ込んできた。ここも世界一の企業といわれていてバスツアーでもこの会社の見学ツアーが大評判である。本当にみんな人がよい。そんな企業に負担して貰う法人税までも減らしてしまおうという。そしてそのしたたり落ちるお情けで下々はかつかつに暮らせと、そういうことなんだろう。
 じゃ、なんでこの国の第一党は彼らをそんなに優遇するんだろう。簡単にステレオタイプ化して話してしまえば、それが一番儲かるから。責任とって100万円の収入を国庫に返しても平気で暮らせるような人は困っちゃいない。ま、困っちゃいないんだからなんのペナルティーにもならないことは多く語られている通りのことではある。じゃ、なんでそんな人たちが第一党を組織しているんだろう。そりゃそこに票を投じる人たちがいるってことだ。利益法人に勤める人はその組織の中にいるからと第一党に投じているということなんだろうか。組織の一員である前に、市民としての人間であることを忘れちゃう。ホワイトカラー・エクゼンプションでとことん働かされた挙げ句の果てに、自分を守ることのできる手段を執ることをしないのであれば、それは自縄自縛。自業自得。人が良いにも程がある。

突っ込み

 「昭和の社会党を見る思い。国民の皆様も突っ込みを入れて頂きたい」と中川・スキャンダル・秀直幹事長の言葉。品のないコメントを平気なおっさんにはもうこりごり。
参院では共産、社民両党だけで安倍晋三首相の問責決議案を提出。両党の呼びかけをかたくなに拒んだ民主党の対応は不自然さを否めない。4日間延長した与党側の対応もわかりにくく、「会期延長に追い込んだ」と言えるように民主党のメンツを立て(毎日新聞 2006年12月15日 20時25分 (最終更新時間 12月16日 0時01分)」もらって満足している鳩山(兄)もその演説の下手さ加減と同様、そろそろ我慢がならん。
 「お金で済ませようとするといういい方は少し失礼ではありませんか」と語気を荒げるおぼっちゃま。全然失礼でもなんでもない。そこで居直るということはペナルティだと思っていないことの証明ですぜ。なにしろ仕込みのセリフをパブリックな意見なんだと全市民に対して謀(たばか)ったということは明らかに市民に対しての失礼なことではないだろうか。

本番収録

 NHKスペシャル「1000人にきく団塊の素顔」の本番収録は今晩。そして番組の方では今日、明日に二日にわたって「認知症、その時あなたは」が放映される。今晩は「 第1回 “常識”を変えよう」で明日の晩は「 第2回 介護の孤立を防ぐために」というタイトルになっている。多くの若者は今晩はサッカーを見るんだろうなぁ。
 19時半の収録開始前に繋いでみると画面は動かず、音が聞こえない。電話を入れてみるとflashを9.0にしてくれという。そこからadobeにアクセスしてダウンロードする。インストールが完了しても動かず。再起動したりする。最終的にsafariで繋がったのは20時近くになってであった。収録は伸びて終わったのが22時半。全部で3時間であった。質問は結局全部で6問。もっと多くの意見をどんどん採り上げてみた方が面白かったのかも知れない。放映は2007年1月8日のNHKスペシャル。関連番組として最後に案内があったのは12月29日(金)の「シニア元気塾」そして2月10日(土)19時半からの3時間討論番組「団塊の世代は景気を支える救世主か、はたまた年金を食い潰すお荷物か」である。2007年問題に向けて、これからもっともっと番組が放映されるんだろうなぁ。

圓生

 もうほとんど忘れかけていたんだけれども、図書館にある圓生百選のCDの第33巻がずっと図書館に戻ってこなくて予約したまま既に一年を超えていた。それがぽつんと図書館から連絡があってお貸しできますというメールだった。取りに行ってみるとこれが「寝床」と「猫定」だった。記録を見ると第11巻も未チェックの様子である。一緒にお気に入りのDiana Krallの「The Girl In The Other Room」、そして同じく女性ジャズ・ボーカルのNicole Henryの「Teach Me Tonight」を借りる。こっちのバックはEddie Higginsで、唄の特徴のなさに比べるとバック・メンバーの巧さは光る。