ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

一糸乱れぬ

 「一糸乱れぬ」全体の動きってのが大好きなのが全体主義者で、北朝鮮や戦後の仏教系新興宗教(はっきりいってしまえば創価学会立正佼成会)のマスゲームソビエト連邦やその後継的ロシアの軍事パレード、あたりを見ていればわかるけれど、私を無にしてなんの意思もなく、いわれるがままに機械的な動作に没頭する姿が評価されるんだろうね。
 大日本帝國ファシズムの例外ではなくて、アドルフ・ヒットラーナチスを手本に大喜びでマスゲーム的国家をつくらんと腐心をしておりましたな。
 その残滓が戦後の学校教育にもそのまま導入されておったわけで、私達は小学校の時から、「前にならい!(倣えだけどね)」や「右へ倣え!」「番号!」なんぞやらされました。番号の時に誰かが途中でとちると「番号もとい!」といわれてまたイチ、ニ、サン・・とやらされましたよ。軍隊だね、まさに。ビシッと決まると気持ちが良いって。なんで気持ちが良いんだろう。朝礼が終わって、教室へ入るのにも、行進曲がかかって、「歩調を取って」行進していきました。これが軍隊でなくて、なんだっての。

 どこかの体育大学の、号令いっか一糸乱れぬ行進で、ぶつかりもせず交差するのを見て観衆が「お〜!」と歓声を上げるのがYouTubeにあがっておりますが、皆さんこんなの大好きですよね。シルク・ド・ソレイユあたりでそれをやるならまだしも、小学校、中学校でそんなことをやってなんの足しになるかよ、という気になりますが、多分日本保守党やら、月刊Hanada近辺の諸先生方はそれを見て、感動の涙をお流しになりますでしょうね。お〜、これこそが日本の伝統的な滅私奉公の精神の現れです!なんぞといってね。日本の伝統なんかじゃない、全体主義の喜びそのものなんですな、これが。


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一糸乱れぬ、みんな好き。